<過去のまつりの様子については上のリンクから見ることができます>

鳥海高原菜の花まつりについて

鳥海高原菜の花まつり

秋田に一人のお爺さんがいました。わずかに腰の曲がったお爺さんは、「私が死ぬ前に、ぜひ見たい景色があるのです。」と熱く訴えたのでした。その景色とは、秋田港の埋立地(元大王製紙進出予定地)が菜の花で黄色に染まった光景でした。潮風が吹く広大な荒れ地を畑にするなど、正気の沙汰ではありません。しかし、お爺さんに惚れ込んだメンバーは我武者羅に働きます。そして2008年春、海辺の工業用地は一面の菜の花で埋めつくされたのでした。お爺さんのテープカットで「秋田港菜の花まつり」が開催され、たくさんの人で賑わいました。「菜の花から地域を元気に...。」お爺さんの想いが実現した瞬間でした。

 

「菜の花から地域を元気に...。」その想いは鳥海高原に引き継がれます。鳥海高原「桃野」畑地は土壌が劣悪で耕作放棄も進んでいました。しかし、過酷な条件でも菜の花が咲くことは証明済みです。例のメンバーはここにも種をまき、想像を超える光景を目にしたのです。「鳥海山が菜の花畑に浮いている。」見たこともない世界で唯一の光景でした。

 

豊かな森や湿地が広がる鳥海高原には、温泉、牧場、スキー場、キャンプ場、スポーツ施設、別荘地などが点在しています。しかし、折角の自然環境や周辺施設も賑わいに欠け、寂しさが漂っていました。でも、桃野の菜の花の光景を見た瞬間、鳥海高原は観光地として、環境学習の場として、6次産業の原点として、その他さまざまな発展ができること直感したのでした。「菜の花から地域を元気に...。」その想い実現するために、鳥海高原菜の花まつりを開催することにしました。

 

 2010年、NPO法人あきた菜の花ネットワークと秋田県立大学が中心になり、鳥海高原「桃野」菜の花まつり実行委員会を設立。たくさんの企業、団体、NPO、行政などがメンバーになり、80社近い企業・団体の協賛を得て、初めての開催に至りました。菜の花まつりの当日は天気にも恵まれ、二日間で予想を超える9000人もの方に来て頂くことができました。そして現在、『鳥海高原菜の花まつり』は、由利本荘市や秋田県を代表するイベントの一つになっています。

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